西表島の路線バスはフリー乗降制となっています。バス停でなくてもバスを待って乗ることができますし、降りたいところで下車することができます。

西表島唯一の路線バス

西表島唯一の路線バスは、西表島交通グループによって運行されています。西表島は沖縄県でも大きな島で、島の周囲は約130キロメートルありますが、島の面積の殆どは自然林ですので、人が住んでいる地域はわずかとなっています。

車が通ることのできる道路があるのは、日本最南端のバス停がある豊原地区から東岸沿いに白浜地区までという約半周です。路線バスも、約50キロメートルある「沖縄県道215号線」を往復する形で走っています。片道だけで所要時間は1時間半となっています。

バスは、島の東部と西部にある二つの集落を抜けて走ります。片道で22のバス停があり、その中には「上原」、「大原」という二つの港も含まれています。港は石垣島からの定期連絡船が発着する島の玄関口です。観光の中心でもあります。

バスはフリー乗降制

西表島の路線バスは「フリー乗降制」となっています。バス停でなくてもバスを待って乗ることができますし、降りたいところで下車することができるのです。運行は1日6本のみ。7月末から9月末日頃までの夏期の間だけは1日8本の運行となっています。

西表島の路線バスの運行間隔は基本的には1時間に1本ペースとなっています。ただ、運行のない時間帯もありますので、予め時刻表で確認しておきましょう。初乗りの運賃は130円で、始発から終点まで乗車して1,240円です。2008年9月16日に改定され、2009年3月現在では最新の運賃となっています。

旅行などで西表島を訪れ、長距離を移動したり何度もバスに乗るスケジュールである場合は、乗り放題のフリーパスがおすすめです。「一日フリーパス」が大人1,000円、「三日フリーパス」が大人1,500円で、小学生の子供は半額です。フリーパスは車内で販売されていますので、運転手さんに声をかけてみましょう。

バイオディーゼル燃料のバス

バス路線は、西表島温泉や遊覧船などの最寄りにもなっています。沿線の施設を利用するにあたって路線バスのフリーパスを提示すれば、利用料金の10%割引特典が適用されます。

西表島交通では、環境対策にも取り組んでいます。自社車両の燃料は西表島の家庭やホテル、給食センターから出た使用済みの天ぷら油を自社プラントで精製したバイオディーゼル燃料です。

軽油の代替燃料ということで、燃費は多少劣りますが、自然環境にはやさしいものとなっています。地元でも「天ぷらバス」と呼ばれて親しまれるまでになり、自然との共存を図る交通モデルとして注目を集めています。


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