国内最大級のマングローブ
自然とは人間がどうすることも出来ないすごい力を秘めているものです。自然界においては、この文明が発達した現在でも分からないことだらけです。その「不思議」を見られるのが旅の一番の目的と楽しみではないでしょうか。
沖縄県の本土から南西に約430km行った所にある、西表島は「そこでしか見られない」ものがあちこちにある島です。「東洋のガラパゴス」とも呼ばれるほどの場所でもあります。西表島にはマングローブの群落があり、日本国内のマングローブの4分の1も占めており、国内最大級を誇っています。そのマングローブの群落とともにあるのが仲間川です。ゆっくりと流れる仲間川の両岸に細々とした根を張ったマングローブの木々が立ち並ぶ姿は神秘的なものを感じると同時に生命の力を感じることができます。
仲間川流域は天然保護区域
仲間川は、全長13.5kmの二級河川で、西表島の中では浦内川に次ぐ大きな川となっています。最大200mもの川幅がある地点もあるほどの大きさです。源流は西表島の南部の南風岸にあり、仲間港にそそいています。大きな川ですが、急勾配などはなく、緩やかに蛇行している川です。
川に沿ってマングローブの緑緑とした群落は見るものを圧巻させます。川の中流域にはヤマヤエヤシが群生しており、国の天然記念物に指定されています。流域も天然保護区域として国の天然記念物に指定されています。また、下流域はオヒルギなどからできているマングローブ林があり、天然保護区域となっています。雄大な浦内川とはまた違ったすごさを見せ付けてくれるのが、マングローブの群生とともにある仲間川ではないでしょうか。
最大の見所サキシマスオウノキ
マングローブの中で最大の見所がサキシマスオウノキでしょう。河口から約6kmさかのぼった左岸に堂々とした姿を現します。1982年に発見され、樹齢400年のその木はリボンのような、蛇のようなひらひらとした板根(ばんこん)が大変特徴的です。見れば見るほど、板根に対する疑問が湧くと同時に自然の生きる力を強く感じます。板根になった理由としては土壌の土が流れ出してしまい、下方に根を伸ばすことが出来なくなったため、その樹木を支えるために発生したと考えられています。
以上の仲間川の神秘に触れられる観光船が出ています。実際に舟でマングローブに近づき、サイシマスオウノキに出会い、自然にパワーをもらい、そのすごさを実感しましょう。
